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誰に対しても真心を持った対応を、仕事と人の縁


カラーセラピスト、プロフィール作家の滝上雅子です。


ネットニュースで興味深い記事を見かけました。


ある学園祭に招かれたお笑い芸人について、観客(もしくは大学スタッフ)がSNSに「手抜きのパフォーマンスをされたのが忘れられない」「スタッフへの態度が横柄だった」と投稿していたそうです。一方で「テレビで見るような芸をそのまま見せてくれて、ますますファンになった」とのリプライも寄せられていました。


滅多に生で見ることがない芸能人の舞台だからこそ、その短い時間が観客にとって“一生モノ”の思い出となるのですね。


私の住んでいる地方の田舎でも、歌手のコンサートは一大イベントです。当日のスタッフには地元の方が手伝うこともあり、アーティスト本人やスタッフの評判は瞬く間に広まります。そして良い評価も悪い評価も長く語り継がれるのです。


私自身、お笑いが好きで、若い頃はよくライブに足を運んでいました。小さな会場では観客と演者の距離が近く、表情や息遣いまで感じ取れました。観客より演者の方が多いこともありましたが、そんな時でも芸人さんたちは全力で楽しませてくれました。その真剣さが伝わるたびに、「こんな私たちのためだけに一生懸命にしてくれているんだ」と嬉しくなり、応援したいという気持ちが自然と湧いてきました。


この記事を読んで、ふと自分の姿勢を振り返りました。手を抜いていないだろうか、流れ作業になっていないだろうか。お客様の貴重な時間をいただく以上、一回一回を大切にしなければいけないと改めて実感しました。


私が行っているライブ配信のゲストインタビューも同じです。ほとんどの方が初対面で、いきなりのライブに緊張もされているでしょう。それでもほとんどのゲストが快く応じ、貴重な時間を分かち合ってくださいます。一方で、ごく一部の方には、こちらを見下すような態度や「出てやっている」といった雰囲気を感じることもありました。


こうした印象の違いは、お互いの関係性に大きく影響します。気の合う方とのご縁は仕事にもつながり、心地よい関係を築くことができました。全国的に活躍されている方々は、返信も迅速で対応もスマートであり、登録者数もわずかな私のチャンネルのライブ配信でも、非常に丁寧に真摯にインタビューを受けてくださり、多くの人に尊敬される理由がよくわかります。逆に、違和感のある出会いは気分も上がらずその場限りで終わります。 相手の立場や地位によって自分の態度や仕事の熱量を変えるか変えないか、この違いではないでしょうか。


日程調整や事前のやり取りの段階から、誠実な対応がいかに大切かを改めて実感しています。「人のふり見て我がふり直せ」という言葉がありますが、他人の姿勢や態度から自分を見つめ直す機会が多いことは学びになります。

心に残る出会いを生み出すために、これからも真摯な姿勢を忘れずにいたいと思います。



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