カラーセラピスト初心者向けQ&A
Q:クライアントのお話を聴くことが難しく、ぎこちないセラピーになりますが
どうしたらいいですか? A:そもそも人の話を「聴く」ことはとても難しく、ぎこちなさは当たり前。
セラピストとしてきちんと聴く姿勢で向き合えば、
クライアントに誠実さが届き、心が通うセッションになります。
TCカラーセラピーのセッションでは「傾聴」を大事にしています。
セラピストが傾聴することで、
クライアントの悩みや感情を整理でき、
セラピストに依存することなく、
クライアント自身が前向きさを持ち、問題の解決できるきっかけにつながります。
傾聴には、セラピストがする、いくつかのやり方・方法があるのですが、
初心者やセッションに慣れてないと、ぎこちないものです。
私はカラーセラピーを始めたばかりの5年前、
お叱りを受けたことがありました。
「私の言ったことをそのまま繰り返してばかりで
何のアドバイスもないじゃない!」
TCカラーのテキストに忠実であればあるほど
期待に添えないこともあるのかもしれません。
占いのようにこちらから「あなたはこうです」と答えを言わないから。
(物足りないと感じられるのは仕方ないけど。。。下手なんだ。)と落ち込みました。
でも私は、傾聴することは絶対に大事だと確信していたので、
アドバイスをせず、聴くことに徹することをやめませんでした。
今ではテキストに忠実であることの方が大事と思っています。
数年後、
叱ってくれた方が、予約をして再びセッションに来られました。
「あなたに聞いてほしいから」
以前とは全く違う、色々と話してくれるセッションになり、
今もお付き合いがあります。
私の聴くことに徹することは、正しいのかな?どうなんだろう?
どうしてまた私のところに来たのだろう?
今でもよく考えます。
聴く姿勢のぎこちなさ、会話の間(ま)、セラピーの進み方。
初心者の頃や回数が少ない人は、上手ではないのは当たり前です。
話を聴くことが難しい、テキスト通りの傾聴はセッションの盛り上がりが感じられない、
となるとしても
話を聴く態度、姿勢を崩さずに、
目の前の方に気持ちを集中し、心から共感すること。
それは
愛する人・恋する人の話を聴くように。
愛する子供の話を聴くように。
どんな思いで目の前の方と向き合っていますか?
その姿勢は、必ずクライアントに伝わり、
セッションの深みが変わります。
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