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カラーセラピーの可能性と限界



自分を見つめることの危険性とは?

とある機会に、病院で心理士をしている方から話を聞くことがありました。

精神科や内科や整形外科などの患者さんのサポートをしているそうで、

やはり「話を聴く」ことが主な仕事です。

患者さんによっては自分のことを深く見つめて話すことが危険な方がいると。

自分の心のうちを話すことで、苦しくなり一時的に体調を崩したり気分が悪くなり

逆効果になることもあるそうで、対応には慎重になるということです。

その他にもお話を聞いて、

心が傷つくことが深ければ深いほど、自分を見つめることはリスクがあり

専門家でない者が容易く手を差し伸べようとするものではないと感じました。



カラーセラピーを受けられる人の第一条件

稀に、カラーセラピーで精神科へ通っている方の予約がありましたが、

主治医の許可がない限りお断りしました。

ご本人は大丈夫と思っていても、カラーセラピーではどんどん心のうちを見ていき、

思い出したくない過去が浮上してきて、体に不調をきたすこともあり得るのです。

セラピー中にそうなったら、私ではとても対処できません。


カラーセラピーは健康な人のための癒しです。

悩みがある、困っている、モヤモヤがある、は誰でも普通にあることで

セラピーを受けることで、健康な人なら自分の中の答えに気づき、心がスッキリ前向きになり、

人によっては人生が好転するくらいの可能性もあります。

でも、心の病気で通院したり投薬がある方にはどうなるかわからない危うさも持っています。



セラピーを受けた方から「心の整理ができた」「とても良かったです」など感謝の気持ちをいただくと

とてもうれしいしカラーセラピーは素晴らしいと感じるのですが、

同時に、万能ではないんだと心に留めておかなくてはいけないと思います。



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