私がTCカラーセラピーを学んだのは2011年の春。
当時、2歳の娘を保育園に預け正社員として保険会社で働いており、
仕事に育児に家事に忙しい日々でした。
その前年に稽留流産をしたことから、自覚なく体と心のバランスが崩れており、
気分も体調も優れないまま、何かに追われるような休まらない毎日を送っていました。
ふとネットで「色が心と体に影響する」という記事を読み、
そこからカラーセラピーに興味がわき、
近くの市で開催していたTCカラーセラピスト講座を受講しました。
色の仕組み、心理学、スピリチュアルの歴史など、それまで触れたことのない学びに心が躍り、
カラーセラピー練習でも選んだ色が、今の心をそのまま写していることに驚き、
新しい世界を知ったワクワク感でいっぱいでした。
資格を取得してすぐに2人目の妊娠、出産、育児が重なり、
5年ほどカラーボトルにも触れていませんでしたが、
会社を辞めたことをきっかけに、カラーセラピーを仕事にすることにしました。
初めは慣れないことだったので、セラピーをすることや集客に非常に戸惑いました。
特にセラピーではセッションが下手すぎて、
「私はセラピストになっちゃいけなかったかも」と何度も落ち込みました。
それでも私は、
「カラーセラピーで人が悩みや思い込みから解放され、自分らしい人生を歩めるんだ」
と信じて練習や学びを続けました。
セラピーの中心である「傾聴」は
家族や身近な人へのコミュニケーションにも役立ち、
お互いの心の距離が縮まるのを感じ、
家庭での安らぎと笑いが私の力になりました。
子育てにおいても
子供の話を聞くと、子供はお母さんに注目されていることや聞いてくれることでとても喜び
たくさん話してくれるようになります。
今もなるべく話は聞くようにしています。
それからすぐに別の会社に入ったので、また忙しくなりましたが、
パートということもあり時間的に以前より心に余裕もありました。
セラピーを細々と続ける中で、今までにないこともチャレンジしました。
企業や団体から講師の依頼をいただいて、全く慣れない人前で話す仕事をしたり
紹介したい講師の先生を招致して集客をがんばったり
(カラーを通して出会った福永先生の自分ブランド塾は、10回以上開催です)
責任とプレッシャーを感じながら何かに取り組み続けること、
自分の弱さを知る辛さ、
落ち込んでストップしてまた這い上がるメンタル、
そして関わってくれる方への感謝の気持ち、など良いことも悪いこともありました。
自分ブランド塾や未知のチャレンジを通して
知らなかったことを経験しいろんな感情を味わった方が、
仕事で収入を増やすことを求めるよりも、
人としての成長していき人生を豊かにするし、
何と言っても断然に面白い!ということを知り
自分らしく生きる意味を体験させてもらっています。
カラーセラピーを続けているうちに、その人の中にある誰にもない個性があることに気づきました。
その個性を引き出すことは、心の核につながる糸を引くような感覚であり、
その糸を質問や会話を通じて引いていくと、その人だけの気づきや発見になるようでした。
その応用から、ライブ対談で仕事の話を聞く、という番組も始めました。 ゲストの仕事の思いややりがいを聞いていくというものですが、
ほとんどのゲストさんは自分のことをライブ番組で話すことは初めての方ばかりで緊張されています。
本番でどうやって気持ちよく話してもらえるか、
個性を引き出すにはどうしたらいいか、
まさにカラーセラピーの傾聴が役立ち、
ゲストさんには配信後に
「緊張したが、質問が上手で、楽しく話ができた」
「自分の思いを振り返ることができた」と喜んでいただいています。
カラーセラピストになったことで、私の世界は変化し広がりました。
家族や子供との安らぎの関係性、
新しいことを始める勇気とチャレンジ、人としての心の成長。
現在も保険の会社で働きながらセラピーや講座、好きなことの活動をして、
私自身の楽しさや誰かの役に立っている喜びを感じ、
オンラインも活用したことで全国各地にお客様や知り合いが増えました。
きっかけは、14本のカラーボトルから気になる色を選んだことから。
いくつになっても人は変われます。
出会うものや出会う人は偶然かもしれませんが、
私が良いと思える変化や道を進んでいるならば
カラーセラピーがきっかけの出会いは、幸せな必然の出会いなのだと思います。
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