本当の気持ちを話さない弊害とは?
私たちは普段人と接する時、とても表面的な会話をすることが多いと思います。
仕事では仕事の話、外で会った知り合いにはちょっとした世間話など
他者へ自分の本当の気持ちや悩みを話すことは少ないです。
学生時代なら友人とおしゃべり、ということは毎日のようにできますが、
大人になるとそういうわけにはいかず、表面的な会話のみで終わってしまうことが多いです。
自分の気持ちや思いを話す機会がどんどん少なくなると、自分が本当にしたいことや思っていることを考えることもなく、自分自身がわからなくなっていきます。
会社に勤めているなら業務優先の自分になる、子育て中なら子供中心の自分になる、家族優先の自分になる、、、
ありのままの「私」という存在は蚊帳の外になってしまうのです。
それが何年、何十年と続くと「私は何がしたいんだろう?」「私は何のために生きているんだろう?」
とふと気づくこともあるし、気づかずに自分らしさを抑えたまま「何だか生きづらい気がする」と
重い気持ちで過ごすようになってしまい、
社会や他者のために生きているような、楽しみがなくハリがない人生になってしまいます。
心が通じ合うセラピー「TCカラーセラピー」
私のしているTCカラーセラピーのTCはTrue Communication 本当の意思疎通、
色を通して心から通じ合うコミュニケートをするセラピーをするものです。
カラーセラピーを受けにきたり、学びに来る方はこの「自分自身への疑問」を持った方が多いですね。
何かのきっかけで自分らしさを知りたくなったり、人生について考えるようになったのでしょう。
私も仕事や子育てで忙しくて体調を崩して気持ちが落ち込んだ時に、カラーセラピーに出会いました。
選んだ色が気持ちをそのまま表していることに驚き、
今まで人に話さなかったような深い心のうちも話すことで、自分のことがわかり少しずつ自分らしさを取り戻していきました。
潜在意識が壁を突き破って人生の気づきが生まれる
色が今の心のうちを表している、というのは
自分で意識してもわからなかった潜在意識の一部がポンっと表面化されたことなのです。
潜在意識は、考えても意識することができないとても奥深いところにあるものです。
潜在意識と顕在意識の間には見えない分厚い壁があるので、潜在意識が壁を突き破って表面化することはほぼありませんが、
カラーセラピーのセッションの中ではその壁を突き破ることがあります。
その壁を突き破った時に、「私ってこんなことを考えていたんだ」「こんな過去があって今の私があるんだ」「私はこんな生き方がしたいんだ」と大きな人生の気づきが生まれます。
時間はかかっても自分らしい人生を取り戻す
人によってはカラーセラピーを1度受けたことで大きく人生の舵の方向が変わることもあるし、
潜在意識までの見えない壁の層が厚くて、何年もかけて自分らしさを取り戻す人もいます。
こればかりはその方の性格や家庭環境も大きく影響して、
私のクライアントさんも個性が出てまして、軽やかに歩み出していく方もいれば
何かしらの出来事がやってきてそのたびに立ち止まる方もいます。
自分の好きなことややりたいことがわかったのに、思うように進まない時期はとても苦しいのですが、その都度自分を振り返り奥深く見つめていくチャンスがあるということで、決して無駄な時間ではないです。
進んでいないように思えても、確実に心のうちは変わっていますし環境も変わっています。
生きている限り変化は続いていく
私はカラーセラピーを学ぶ中で、どんどん気持ちや考え方も変わっていきました。
自分の中で一度出た答えは絶対ではなく、何年か前とはほぼ真逆な結果になっていることもあります。
なので、セラピーで出した答えに執着せず、流れに任せて変化していく自分を見つめ認めることも必要だと分かりました。
今でも、変化する自分の気持ちに色を選んで自己セラピーをしたり、他の人にセラピーしていただくこともあります。
自分を知る、ということは生きている限り続いていくことなんですね。
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