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これからのセラピー、ヒーリングに必要なこと

オウム真理教による地下鉄サリン事件から26年。

当時神奈川にいた私は都営地下鉄線は乗ることはほぼなかったのですが、学校へ通う路線が日比谷線への直通があったので、もしかしたら、、という恐怖を感じました。

休みの日に原宿や渋谷で、信者たちが白い装束を着て音楽に合わせて歌ったり踊ったりを見たこともありました。



私には関わりのない人たち、と興味も持ちませんでしたが、のちにテロ事件を起こすようなことになるなんて。



そういった世界への入り口はとても気軽なものらしく、若者のちょっとした集まりだったり、占いやヨガ教室だったり。友達に誘われたから楽しそうという好奇心から実は宗教だった、というのはよくあったそうです。

宗教や神秘的思想にアレルギーを感じる人が多くなったのもこの頃からでしょうか。

私もその一人です。


時期的にこの事件を思い出したのですが、

実はしばらく前に、セラピーやヒーリングがまだ市民権を得ていないと思わされた出来事があったのです。出来事を詳しくは書けませんが、占い、スピリチュアルが怪しい、という意味ではなく、理解されていない浸透されていない、ということもありますし、

なぜそれで人の癒しになるのか、問題の解決につながるのか、ひいては、人の幸せになるのか、という客観的で明確な根拠を示すことができないこと方が大きいと感じました。



オウム真理教ではヨガ教室と称しての勧誘が多く、ヨガは怪しいという雰囲気も一時あったのですが

今では健康的なリラクゼーションやストレッチとして一般の人に親しまれています。



カラーセラピーは色彩心理学がベースとなっているので、比較的社会にも認められやすく

私も何社か企業研修の講師でお世話になりましたが

チャクラやヒーリング、というと、興味のある方には受け入れられワードに神秘的な響きがすればするほど興味を持たれますが、一般にはまだ不思議系に感じられています。



ただ、とても残念なことに、

人を癒す方法を知っている、読み取れる、という特殊性のある能力を使って

人の弱みに漬け込んだり誘い込み、当初の目的とは違う方法で利益を得ようとする話が

一年に一回くらい耳に入ってくるのです。

噂であったり被害に合った方から聞きました。

癒しを仕事にしている者にとっては、話を聞くたびに許せない気持ちになりました。



これはスピリチュアルの仕事をしている人に限らず、

手作りお菓子を振舞うから家に遊びに来て、と言うから行ってみたら

料理器具の販売やセミナー勧誘だったとすぐ身近でもあって

「非常に困ったし、まさか騙すことをするなんて」と話してくれた人たちもいました。


入り口を騙して、中身は違うものを売る、というのは

私に例えると、カラーセラピーするよと言っておいて保険商品を売るようなもの、コンプラ違反です。 オウムの信者勧誘にも似ています。



このようなことをしてしまうのは

自分一人で仕事をして収入を得ていくのは大変だからです、よくわかります。

ただそれが、スピリチュアルに親しみがない人への誤解を招いてしまうこともあるのです。


例えば、医師があからさまに、診療や手術や薬をお金儲けの道具のようにしていたら、嫌じゃないですか。

どちらにしても上手に売る人もいるのは確かですが、本来の目的とはかけ離れてしまうと思うのです。



ヒーリングがまだ認められなかった、と感じた時

相手側の理解が足りないのではなく、こちら側の地道な努力が必要だと私は思いました。

自分のしていることを信じてやっていくしかない。

認められるためにするのではなく、必要になる人のために続けるのだと。



そう思うと、このコロナ禍、ヒーリングはお休みしていますが、定期的に続けて受けてくれる方や

予約をしてくれる方には感謝しかありません。


お話を聞くこと、伝えていくこと、自分がブレないように、これからも続けていきます。










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